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音楽とコミュニケーション ~伝えて・受け取り・理解を深める~

2021.12.20

音楽を演奏したり、聴いたりするときには
さまざまなコミュニケーションがおこなわれています。
コミュニケーションとは、メッセージの「送り手」と「受け手」が
同じメッセージを分かち合うために、言語野文字のほか
視覚・聴覚・触覚・嗅覚などの五感に訴えるさまざまな方法を通じて
相互に交流するプロセスです。

音楽を通じて身に付くチカラについて考えてみますと
人間的な成長や、ココロの成長とともに
「ことばを交わさなくても、リズム・音・音色で通じ合うことができること」
「相手のことを思って、人のハナシや気持ちを聞けるようになる」
など、コミュニケーションの「核」となる部分を養うことだと思っています。

音楽を通じて表現する力、感性や感受性の豊かさ、協力、思いやり、共感など
相手を慮るチカラは、心理・社会的スキルにも当てはまります。

送り手が伝えようとしているメッセージを、受け手が同じ意味で受け取り
分かち合うことができれば、お互いの理解をふかめることができます。
音楽をすることは、すなわちコミュニケーションを図ることに
密接につながっていると分かると、独奏でもアンサンブルでも
音楽を演奏する、表現することの楽しさが
もっと広がることでしょう。